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星野道夫さんとの出会いは衝撃だった。

人は常にちっぽけな事に一喜一憂する。
ぼくがある事で悩んだ時、星野さんの思想の大きさに触れ、大いに感銘したものだ。

人は自然と共存しているということ。
そして移ろいゆく季節の中でぼくたちは生かされているということ。

自然の摂理には逆らうことができなくて、
そこに人は人生を投影していくことこそが大事なことなんだ、と。

「大切なことは、出発することだった」。

たった1行のこの文章に、ぼくは救われた。

今一度ぼくは人生の岐路に立ち、星野さんの文体に触れる。
ぼくがやるべきこと、ぼくに与えられたこと・・・、そこに答えがある。

ひとつの本、ひとつの言葉は、時に人生に大きな意味をもつ。

星野道夫という人に感謝したい。