結婚して20年になる。
将来、まさか自分がウエディングプランナーになるなんて思ってもいなかったけど、
余興を決めたり、サプライズを決めたり、そしてBGMを選んだりするのは楽しかった。
このCDは、20年前のぼくと妻の披露宴の中で流したBGMをまとめたものだ。
こういうのをキチンと保存しておくと、
こんな風に20年たって感慨深く聞き返す事もできるから、オススメする。
披露宴の入場は、小曽根真さんの「ゴージャス」。
当時はちょうど小曽根さんの「ネイチャーボーイズ」が発売された頃で、
ドライブでも、家でも、ヘビーローテーションしてたアルバムだったから、ゴージャズという選曲はピッタリだった。
そして、ケーキ入刀はケニードリュー、乾杯の発声はサミーデービスJR。
中座退席は新郎新婦共に、ナットキングコール。
歓談中もシナトラやサッチモなど、明るめのスタンダードJAZZを選んだ。
再入場のキャンドルサービスは、パーシィスレッジの「男が女を愛する時」から、プラターズの「オンリーユー」。
そしてメインキャンドル点火は、コニーフランシスの「渚のデート」。
キャンドルサービスの時だけは、オールディーズで。
おひらき(退場)は、ビートルズの「ロングアンドワインディングロード」から「レットイットビー」。
全体を通して、あまりロマンチックさはないセレクトだけどね。
当時は、ボーイズトゥメンのようなロマンチックなブラックミュージックが全盛の時代だったけれど、
皆それぞれに個性や好みがあるもので、世の中に合わせる必要もないし、自分の世界観で選んだ。
それでイイんだと思う。
今、このブログを書きながらこのCDを流している。
小曽根さんのゴージャズが流れると、あの時の披露宴会場に入場する大きな白いドアを今でも思い出す。
あれからもう20年かぁ・・・・
ぼくたちは人生を重ねていく訳だけど、音楽だけは永遠にあの頃のままのようで。