2月に入り、少しずつ春がそこまで来ているのを感じる。
それと呼応するかのように、春の結婚式を希望されるカップルの来店が一気に増えてくる。
当社のような少人数家族婚が主の会社では、1~2か月前申し込みの直近のカップルが多い。
でもご相談が増えたからといって、全てがご成約いただける訳ではないので、精神的にエネルギーを使う時でもあって・・・。
いつも初回のご相談の後、お2人の事を思い浮かべながら、そのお2人の結婚式の日の事を妄想する。
どんな風にしてあげたらいいだろう・・・、ただひたすらそんなシュミレーションを繰り返す。
実はぼくの仕事の大半がその妄想シュミレーションにあるといってもいいくらいだ。
ただ、一生懸命シュミレーションをしていたとしても、そのお客様からその後、連絡が入らない事も多く、
そのお客様で作ったシュミレーションを頭の中でフェードアウトさせていくという作業の繰り返しになる。
そして結婚式の素晴らしさをお2人にうまく伝えられなかった・・・、と反省の渦にはいっていく。
ぼくが売っているのは、結婚式場ではなくて、お2人らしい結婚式。
だから全てはぼくの伝え方が大切になってくる。
心をこめて精一杯の言葉でお伝えしなきゃいけないんだ。
でも全てのご新規のお客様に使うその精神的なエネルギーは、時にとんでもない疲労として現れる。
そんな時、音楽は最高の癒しだ。
ぼくの音楽の嗜好は、ジャズとクラシック。
とりわけ疲れた時は、クラシックがイイ。
中でも大自然の中に包み込まれるようなブルックナーは、ぼくの最近の嗜好。
「交響曲第8番」を80分間通して全楽章を聴くというのは、最高に贅沢な時間だ。
今日は、シューリヒト・ウィーンフィルの名盤。
1963年の音色に心奪われる。
さぁ明日への活力。