ぼくが仕事に対して大切にしている価値観がある。
それは、美しさ。
ただビジュアル的な美しさも大切であるが、
いさぎよさ、華麗さ、純粋さ、そして凛々しさを備えていたい。
それはいわゆる「王道」という事にも通じるものだが、
生きざまと違い、仕事というものには「華」が必要だと思うんだ。
ぼくの人生なんて美しさのかけらもない。
だからこそ、余計に仕事というものに対する想いが強いのかもしれない。
仕事こそが唯一の自分自身を表現するステージだから。
美しさは、はかなさと背中合わせだ。
だから美を追求するという事は、時に破滅をもたらす。
それでも仕事の価値観を「美」だと思えるのは、
仕事というものに、心から畏敬の念を持っているからにすぎない。
仕事はするものではなく、させていただくものだ。
ぼくはそこに「美」をもって挑戦する。