ぼくは基本的にスタッフは女性を登用する。
ぼくの偏見でもあるだろうが、男性より女性の方が感性が豊かであると思っている。
男性というのは、経験則からくる理屈で支配されている場合が多いから。
ブライダルという業種は、ある意味デザイン分野の仕事でもある。
ぼくはスウィートブライドという仕事をしながら、デザイン会社の仕事もしている。
全く違う業種ではあるが、実は似てるなぁと思う事も多い。
美容師はメイクやヘアのデザイナーであり、フローリストもブーケや装花のデザイナーである。
空間を創り上げる事で、華やかなウエディングシーンが表現されるんだと思っている。
だから上質な職人的技術者よりは、ぼくは華やかで軽やかなデザイナーを選ぶ。
これはプロデュース会社それぞれに色があるところだろう。
花嫁様から言われた希望を、感性と想像力で受け止める人は、返事も早い。
すぐに自分の頭の中に、その完成形の映像が浮かぶからだ。
こればかりは、経験則だけではなかなかに難しいもので、やはりセンスと感性が必要になる。
そして感性を持ったスタッフたちがうまく交わった瞬間はとても気持ちがいいものだ。
それは当然お客様にも伝わるから、売り手も買い手も皆で喜びを共有できる瞬間でもある。
ぼくが目指すチームの形はまさにそんな形。
理屈より感性、なのである。